‘Web考察’ カテゴリーのアーカイブ

「Kindleが負けない10の理由」を翻訳してみた

2010年1月29日 金曜日

TechCrunchで Apple iPadがAmazon Kindleに勝つ10の理由 という記事が話題になっています。

この記事も面白いのですが、記事の下のほうに

Kindle側からの「Kindleが負けない10の理由」といった反論が出ている。

という記事へのリンクがあり、こちらもとても興味深かったのですが原文の英語へリンクしているので、翻訳しないことにはなんだかわからず・・・

ということでなんとか翻訳してみました。英語力は正直ないので間違いが予想されます。明らかな翻訳間違いはご指摘いただければすぐ修正します。

Kindleが負けない10の理由 (日本語訳)

本日のTechCrunchの記事 Apple iPadがAmazon Kindleに勝つ10の理由 についての投稿です。

確かにiPadはKindleにある程度の競争をもたらします。(特に489ドルのモデル ※訳注:499ドルの間違い?) しかしそれはビジネスとなるでしょうか?まずそうはなりません。これがKindleがiPadに負けない10の理由です。

  1. 価格: 価格での比較はKindle 269ドルとiPad 499ドルです。Kindleの269ドルはほぼ本を読むためのものです。そしてもしアマゾンが199ドルに値下げしたら – もはや勝負になりません。
  2. 電子文字: 読む喜びがあります。言うまでもないでしょう。
  3. 画面のぎらつき: iPadのバックライトは長時間の読書を困難にします。さらにKindleは昼間読むことになんの問題もありません。iPadで試してみてください
  4. 3G接続: Kindleでは3G接続が内蔵・無料です。月額料は今までかかったことがありません!そしてそれは世界中どこでも同じです。iPadは最初に3G機能に対して130ドル以上かかります。第2にあなたは3G機能を使うために毎月30ドル(もしくは15ドル)をAT&Tに払わなければなりません。iPadには3つの欠点があります。申し込みをするときの大変さ、料金、そしてAT&Tのひどい接続性です。
  5. アマゾン vs iTunes: あなたはほとんどの本をアマゾンでダウンロードできます。(そして絶え間なくアップル/iTunesに拘束されることがありません。アップルは何に対しても利用者に委ねるのが嫌いです。)そしてそれは近い将来変わりそうにありません。
  6. サイズ: KindleはiPadよりも小さく持ち運びしやすいです。本のように持ち運びし易いのです。iPadは(持ち運びできるけれども)タブレットやラップトップを持ち運んでいるような気分になります。
  7. 重さ: 1.5ポンド(約680グラム)のiPadと比較すると0.6ポンド(約270グラム)しかありません。(持ち運びしやすいもうひとつの利点です) なので手が疲れることがなく、片手で長時間Kindleを持っていることができます。それをiPadで試してみてください。
  8. バッテリーの持ち: 1回の充電で約2週間Kindleを簡単に使えます。これは長い飛行機での移動や旅行の間に本を読むのに最適です。iPadは10時間しかバッテリーがもちません。(私たちはバッテリーがその半分もたないことを知っていますが)
  9. タッチ: iPadはタッチデバイスです。言い換えると本を読むときページをめくることによってつく指紋を、いつも拭く必要があるということです。Kindleではそんな問題はありません。
  10. もろさ: 最後に、私は5才または10才の子供に、子供たちがKindleを落としてスクリーンを壊すことを心配することなく、Kindleをあげることができました。高価でもろいパネルのiPadはそうはいきません。それどころか、Kindleは今の子供たちが運ぶ必要がある学校の重い教科書すべてに代わる可能性があります。

あなたはどう思いましたか?コメントや反応をお待ちしています。

Arun Shroff

ということでした。

一部誇大的なところもある気がしますが、たしかにバッテリーの持ちや壊れやすさ、子供に扱わせる点などを考えるとKindleなのかもしれません。

みなさんはどちらを選択されますか?

印税7割のアマゾン新ロイヤリティプログラムを試算してみた

2010年1月24日 日曜日

アマゾンからこの衝撃的ニュースが出されたのは既にご存知でしょうか。

著者への利益還元率が70%という数字について「おぉ、すごい」とは思いつつも、実際本を書く人々にどうインパクトがあるのかわからないですよね。

ということで簡単に試算してみました。

紙の書籍の場合

まず紙書籍の価格設定は、書籍としてはよくある価格帯1,000~2,000円のうち、僕が本を購入するときよく目にする「1,800円」とします。紙書籍に有利になるよう少し高めに設定します。

日本の一般的な印税は10%です。【印税 – Wikipedia

  1. 紙書籍での利益 1,800 × 10% = 180 ⇒180円

Kindleを通じた電子書籍の場合

まず新ロイヤリティプログラムの前提条件が以下です。

  • 2.99~9.99ドルの価格帯で同社の「Kindle Digital Text Platform」(DTP)を通して配信される電子ブックが対象
  • 電子書籍の販売価格から配信コストを差し引いて、それに70%を掛けた金額が筆者の手元に渡される

電子書籍の価格設定としては、紙書籍に有利になるよう最も利益の少ない「2.99ドル」としてみます。

配信コストは一冊あたり6セント以下(上記マイコミジャーナルの記事参照)とあるので、「6セント

本日1月23日時点の為替は1ドル=89.81円

  1. 日本円へ変換 2.99 × 89.81 = 268.53円←電子書籍での販売価格
  2. 配信コストを引く 268.53 – (6 × 89.81 ÷ 100) = 263.14
  3. 電子書籍での利益 263.14 × 70% = 184.19円 ⇒184円

結論

著者も購入者も多くは電子書籍を選択するだろう

1,800円と2.99ドルを比較することに違和感のあるかたもいるかもしれませんが、例えば紙書籍1,000円と電子書籍300円でも同じことで、多くの人は300円を選ぶと思います。

本を多く読む人ほどKindleを選択するでしょうし、結果、発行部数が紙書籍と電子書籍ではまるで違ってくるため、著者もKindleでの出版を望むと思われます。

日本でどうなるかはまだわかりませんが、音楽CDが電子データ化した際の混乱が再び訪れそうな予感がします。

http://www.j-cast.com/2010/01/22058564.html

【検証】Firefox 3.5がIE7を抜き、ブラウザ市場でシェアトップに

2009年12月24日 木曜日

ついにインターネットエクスプローラーが他ブラウザに抜かれたとのニュース。

Firefox 3.5、ブラウザ市場でシェア1位に

おおおおおお 遂に! と叫んでみたものの、これってグラフの妙で、まだ全然IE系に追いついていないんじゃないか?と思ったため検証。

世界のブラウザシェア(2009/12/20時点)

ブラウザバージョンごとの統計」

StatCounter調べの全世界のブラウザシェアです。これはIT mediaが報じているものと同じですね。

ブラウザシリーズごとの統計」

世界のブラウザシリーズごとのシェア

おっと、意外とIE系全体の落ち込みが顕著ですね。Firefoxの伸びは緩やかですが確実に上昇している模様。このままのペースでいくなら2年以内に完全に入れ替わってしまうのでしょうか。

ただあくまでも世界のシェアですが。

下のほうで目だっていませんが、Google Chromeの伸びも目が離せない急上昇っぷりです。

日本のブラウザシェア(2009/12/20時点)

ブラウザバージョンごとの統計」

日本のブラウザバージョンごとのシェア

日本はIE8の伸びが鋭いですね。Firefox3.5の上昇を上回っています。Windows7の発売が後押ししていると推測。

「ブラウザシリーズごとの統計」

日本のブラウザシリーズごとのシェア

やはりというか、日本ではIE系の落ち込みもFirefox系の伸びもそれほど顕著ではありませんでした。というよりFirefox横ばい?シェアは確かに近づいてはいるようですが、世界の傾向のかなり後追いにはなりそうです。

IE系のシェアはIE6が10%超、IE7が20%超、IE8が30%超はあり、まだまだMS勢健在です。

個人的には一刻も早くIE6には絶滅いただきたいわけですが、恐らく大半の企業や個人はこの不況下にOSのアップグレードを望むはずもなく、Windows XPでも特段支障はないわけで、日本のWeb系従事者のIE系への苦悩はまだしばらく続きそうです。

おまけ

中国のブラウザバージョンごとのシェア

中国、IE6のシェア高すぎ。

ヨーロッパのブラウザシリーズごとのシェア

ヨーロッパ、すでにFirefox系がIE系抜きそう。

以上です。

〔参照元〕

Twitter(ツイッター)が流行るワケを考えてみた

2009年12月11日 金曜日

Twitterが「流行ってる」「面白い」、そんな声を聞き自分も始めて3週ほど過ぎました。

すっかり自分もハマっておりますが、ここで一度Twitterがなぜ流行るのか、既存サービスとなにが違ってどのような可能性が考えられるのかをまとめてみたいと思います。

Twitter(ツイッター)とは

Twitterとは、ごく短い文章を手軽に投稿できるWebサービスです。

マイクロブログサービスと言われることもあるようで、画像のアップはおろか、投稿のカテゴリー分けすらできません。

Twitterの特徴

  • 140文字以内の文章を投稿できる
  • 投稿は時系列に羅列される(その画面をタイムライン、TLという)
  • カテゴリー・タグ付け、テキストの装飾、画像のアップなどブログのような付加機能はない
  • 他人に対してフォローということができる
  • フォローした人の投稿が自分のタイムラインに混ざって表示されるようになる
  • 自分の投稿も、自分をフォローしている誰かが見ることになる
  • フォローは気軽にしたり外したりする風潮がある
  • PCだけでなく携帯からも利用できる

Twitterがなぜ流行るのか

  1. まず始めやすい。操作は短い文字を打つだけだし、携帯でも利用できる。
  2. 140文字制限により、常に気軽なひとことでいいというムードがあるので投稿しやすい。
  3. 特定の相手に向かっての発言ではないので投稿しやすい。
  4. 気軽に投稿できる割に周囲からの返信も期待でき孤独にならない。
  5. フォローはいちいち断わりを入れるものではなく、ブックマークするかのように気軽にできるのでどんどんフォロー数が増える
  6. フォローが増えてくると、放っておいてもフォローした人達がどんどん発言するので見ているだけで面白い
  7. 芸能人や政治家、あらゆる企業の経営者や社員、大手サイトの更新情報など多種多様なアカウントがあり、自由に選択できるので飽きない

Twitterと既存サービスとの違い

  • ブログのように詳細な物事を語れないが、遥かに手軽で継続が容易
  • ブログのコメントより気軽に返信できる
  • チャットのように完全リアルタイムではないが、画面の前にずっと張り付いている必要がない
  • 匿名掲示板と違い、アカウントにより個々人を判別しやすい
  • SNSのように相手の詳細を知るのは難しいが、気を使わない関係でいられる

Twitterの使い道

  • ブログや商品、イベントなどの告知・宣伝
  • 興味ある人や企業、サービスの情報源として
  • 興味が同じ人と情報交換
  • アイデアの書きとめ
  • 友人とのメールより気軽な交流

Twitterに関しての考察

一時期メタバースのセカンドライフが流行した時期があります。自分も同じ時期にハマって「これはすごい」と多くの時間を費やし、周りにそのすごさを伝えようとしました。ただ、セカンドライフはあまりに複雑すぎました。3D描画のために高スペックPCが求められ、操作は複雑・公用語は英語・人が少ない・ローディングが遅いと、環境があまりに悪かった。

Twitterはシンプルと言えば聞こえはいいですが、はっきり言えばあまりに単純なサービスです。サービスとしては懐古的な短いテキストを羅列するだけのサービスがなぜここまで流行するのか。

これはWeb、というより「インターネット」に興味を持つほとんどの人が利用できる容易さ故だと推察します。

チャット、2ch、プロフ、アメブロ、mixi、GREE、モバゲータウン、MySpace、facebook、YouTube、ニコニコ動画などなどあらゆる有名Webサービスがあり、多くの方が利用してきたと思いますが、実際これらのサービスを自分の親や田舎の友人などに「こんなに便利でこんなに面白いんだよ」と言ってみても、「へ~ そのうちやってみるか」と言われ絶対やることはないんですよね。

そもそもネットを利用することも少ない人たち(これがまだ案外多いわけだが)にとって、上記のサービスはどれも敷居が高いのです。

もちろんTwitterもその中のひとつになる可能性はありますが、上記のどのサービスよりも簡潔なサービスなので参入障壁は低いですし、一番問題になってくる「継続面」でも時間もかからず孤独にもなりにくいので続けやすいと思われます。なにしろ投稿せずに見るだけという選択肢もあるのですから。

また高機能に利用したい人は投稿内にリンクを含められるので、他のWebサービスを組み合わせれば画像を見せたりブログに誘導したり、あらゆる拡張ができます。既存のWebサービスの複雑さや人間関係のしがらみに疲れた人も、自分のペースで利用できます。必要な機能は自分で外付けしていけばいいし、自分宛てに投稿があったとしてもSNSのように返信を強要される文化はありません。利用の仕方も人それぞれ自由なわけです。

Twitterは「既にWebサービスはいろいろ試している」ヘビーユーザーから、「ネットに興味はあるけどよくわからないし色々めんどくさい」というネット利用予備軍の人たちまで、過去に類をみないほどに幅広い層の利用をカバーした非常に伝播力の高いサービスといえるのではないでしょうか。

Twitterの使い道

  • ブログや商品、イベントなどの告知・宣伝
  • 興味ある人や企業、サービスの情報源として
  • 興味が同じ人と情報交換
  • アイデアの書きとめ